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バロン
（THE ADVENTURES OF BARON MUNCHAUSEN）
１９９２年／英
［監督］テリー・ギリアム
［出演］ジョン・ネビル／サラ・ポリー

［あらすじ］

１８世紀の城壁に囲まれたドイツのある街。
トルコ軍の攻撃が続き、貧困と絶望にくれるこの街で、伝説の冒険王バロンの物語を演じるヘンリーソルト一座。
ある日、一座と観客の前に、本物のバロン・ミュンヒハウゼンを名乗る老人が現れる。
老人は自分の武勇伝を語り始めるが、観客や俳優達からほらふき扱いされる。
ただ一人、座長の娘サリーだけは、老人を本物の冒険王バロンと信じ、この街を助けて欲しいと彼に懇願する。
トルコ軍の侵略がいよいよ始まり、城壁が破られようとする瀕死の街を救うべく、
老人バロンはサリーと共に、トルコ軍と戦う為に、かつての有能な家来達を捜す旅に出る。
　

［感想］

有名な物語「ほらふき男爵の冒険」を元ネタにしたファンタジーです。
寄り道ばかりのマイペースなバロンと、せっかちポリーのホノボノ珍道中です。
　
超韋駄天男や鉄砲の名手、千里眼の持ち主、驚異的な聴力と肺活量を持つ男、怪力男といった、個性的なバロンの手下達。
しかし彼らも、バロン同様にヨボヨボと歳老い、頼りなさげ。
しかしそんな手下達と愛馬を従えて、トルコ軍をけちらすバロンの雄姿は爽快。
　
大砲の弾を渡り歩いたり、髪の毛を編んで月を降りたりといった小ネタは、
元ネタの「ほらふき男爵の冒険」を知っていれば、なお一層楽しめます。

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