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ロンリー・ハート
（CRIMES OF THE HEART）
１９８６年／米
［監督］ブルース・ベレスフォード
［出演］ダイアン・キートン／ジェシカ・ラング

［あらすじ］

父は家族を捨て、母は自殺、その後、祖父に引き取られ育った三姉妹。
祖父の介護に明け暮れる、内向的な長女レニー。
逆上のあまり暴力的な夫を銃撃し逃げ帰った三女ベイブ。
警察に拘束されたベイブを心配し帰省したロックシンガー崩れの次女メグ。
それぞれ胸に苦しみを抱きながら、久々に集った三姉妹。
つらい過去を持った三姉妹が、苦しい現実の中で、明日の希望を夢見る。
　

［感想］

冒頭から奇妙な言動の三姉妹にいきなり圧倒されますが、
観終わる頃にはなぜか幸せな気分に満たされ、つい彼女達にエールを送りたくなります。
　
とにかくよく泣き、よく笑い、よく怒る三姉妹。
女が三人寄れば「姦（かしま）しい」、とはよく言ったものです。
　
三姉妹の、ほんの三日間程の生活を垣間見るだけの映画。
濃厚レモネード、食べ散らかしチョコ、
バースディケーキに見立てたクッキーや、両手いっぱいの巨大ケーキ片。
それらをほおばりながら、自分達の人生は薄幸だと嘆くネガティブな彼女達。
どんな幸せな人だって、辛いことがひとつもない人なんていないんだから・・・。
辛い時、なにを幸せと感じるか、どうしたら幸せになれるか、
努力と気持ち次第で、「自分の幸せ」の定義なんていくらでも変えていけばいいのです。

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