B switch (home) > 映画TOP

永遠と一日
(ETERNITY AND A DAY)

1998年/ギリシャ=伊=仏
[監督]テホ・アンゲロプロス
[出演]ブルーノ・ガンツ/イザベル・ルノー


[あらすじ]
かつてはギリシャの著名な作家だったアレクサンドレは、
周りを顧みない作家生活の末、今では身寄りのない孤独な老人。
病を患い死期を感じた彼は、外の生活に別れを告げ、
残りわずかな余生を過ごす病院へと向かう。
その途中で、人身売買にかけられたアルバニア難民の少年をかばったアレクサンドレは、
人生最後の外での一日をその少年と過ごし、
自分が今まで失った大切なものを顧みる。
 
[感想]
当時、内紛で非常に治安が悪かった、ギリシャの隣国アルバニア。
多数の難民がギリシャやイタリアへと逃れたそうです。
警察から逃げ回る難民少年達、人身売買、あの国境の異様な風景が世知辛くて・・・。
 
少年と老作家。二人が乗り込んだバスの中で展開される不思議な光景。
悲しみと不安を抱えた彼らが見せた束の間の笑顔に、胸が締付けられます。
全編に渡り流れるテーマ曲も素晴らしいですが、
バス内で演奏される曲もまた、心に沁みる素晴らしさ。
 
難民の子供ですら平然と詩を発する、独特な世界感の映画ですが、
幾度見返しても、また観たくなる不思議な映画。
そして観る度に、海を渡って行ったあの少年達の行く末が気になります。

B switch (home) > 映画TOP > 永遠と一日
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送