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奇跡の降る空
（RIDDLER'S MOON）
１９９８年／米
［監督］ドン・マクブリティ
［出演］ダニエル・ヒューマン／コービン・バーンセン

［あらすじ］

インディアナ州のとある小さな町だけを襲った、原因不明の疫病。
大地は汚染され、毒草しか育たない不毛の荒野と化した。
何年経っても呪われた大地は回復せず、町中の農家はもはや瀕死の状態。
ある満月の夜、車椅子の少年エライアスは、不思議な体験をする。
それ以来、エライアスは幾度となく月の下で予言の様な夢を見、
その予言通り、エライアスの周りで奇跡が起こり始める。
　

［感想］

ＴＶ用に制作されたシリーズ映画の中の一本だそうです。
ＳＦと宗教をチャンポンにしたお話ですが、
実際のアメリカでも、この映画のように、不毛に陥り死んだ畑が拡大しているそうです。
原因は呪いでも疫病でもなく、農薬汚染だそうですが・・・。
　
観たのは吹き替えだったのですが、主人公の名前「エライアス」を、
最後までず〜っと「偉い奴」と聞き間違えていました。
はて、この少年のどこが「偉い奴」なんだろう・・・
誰よりも前向きな性格だから、皆にそう呼ばれているのか？
それにしても、母親にまで「偉い奴」と呼ばれるとは。
・・・声優のテロップを見て、やっとこさ間違いに気付きました。
　
夢どころか現実まで捨ててしまった、死んだような人々と、歪んでしまった人間関係。
その中で唯一人、幻覚だかお告げだかよく判らない夢を信じて諦めなかったエライアス。
最後には町中の人々を惹きつけ、一致団結させた彼の熱意と純粋さには、
まさに彼を「偉い奴」と褒め称えたくなりました。

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