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デーヴ
（DAVE）
１９９３年／米
［監督］アイヴァン・ライトマン
［出演］ケビン・クライン／シガニー・ウィーバー

［あらすじ］

アメリカ大統領ミッチェルは、多忙な公務にウンザリし、
大統領にうり二つの一般市民デーヴを代役に雇い、自分は公務を投げ出し雲隠れ。
ところが大統領は浮気の最中に倒れ、仮死状態に陥ってしまう。
その為、一時の代役だったはずのデーヴは、
目覚めぬ本物に代わってそのまま大統領役を続投するハメに。
しかしデーヴは、いつしか大統領以上の政治手腕を発揮し、
影武者の立場を逆手に取り、腐敗した政治の大改革に乗り出す。
　

［感想］

愉快！痛快！ニセ大統領デーヴの素晴らしい大統領っぷり！
観ていて気分爽快、観終われば幸せで胸いっぱいの、極上の娯楽映画でした。
ただ、とある豚の映画や、とある大リーガーの映画を連想させるタイトルが損な気が。
　
デーヴは政治力に秀でているわけでなく、全ての成功は彼の人柄と熱意が為せる技。
学歴や金がなくとも世は変えられるのです。ただし、大統領という権力さえあれば・・・。
政界を扱うにしては、あまりにも話が巧く進み過ぎではないかとは思いますが、
一介の市民が天下を変えてゆく様を見るのは、本当に気分がいいものです。
　
そして、大統領夫人、ボディガード、友達の会計士、他の議員、副大統領・・・
デーヴを取巻き、裏で支える様々な脇役も、デーヴに負けず劣らず一人一人魅力的。
そんな彼らを味方に巻き込み、惹き付けてしまう、天性のリーダー肌デーヴ。
この先いつか、本当に彼にアメリカの政治を委ねられる時が来たらいいですね。
　
大統領夫人がシャワー室に乗り込んできた時のデーヴの顔と、大統領夫人の顔、
思い出すだけでニヤニヤ。

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