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３つの顔を持つ女
（THE THREE LIVES OF KAREN）
１９９７年／米
［監督］デビッド・バートン・モリス
［出演］ゲイル・オグラディ／デニス・ボーツカリス

［あらすじ］

結婚を控えた幸せな女性・カレンの前に、彼女の夫を名乗る男が現れる。
その男の話によると、カレンは４年前に失踪した主婦・エミリーだという。
エミリーは記憶喪失になり、知らぬ間にカレンとして生きていたのだ。
エミリーとしての失われた記憶を探るカレンの脳裏に、
カレン、エミリーとは違う三人目の「自分」・・・シンディの記憶が蘇る。
　

［感想］

人生で２度記憶を失い、３度の人生を生きた女性。
自分の過去を捜す彼女から最後まで目が離せないミステリーでした。
　
断片的な記憶が次第に繋がっていき、明らかになった彼女の２度の記憶喪失の真相。
・・・そりゃ記憶も吹っ飛ばしたくなりますって。あんな経験をしたら。
特にシンディが被った心の傷は深過ぎ。
　
記憶を抹消する事で、辛い過去から逃げたシンディとエミリー。
しかしカレンは、二人が葬った辛い過去を事実として受け入れる強さを持っていました。
３つの人生が晴れて１つになり、逞しくなった彼女のこれからに幸が多からん事を。
　
でもカレン、これからはちゃんと日記をつけたほうが・・・。
万が一、また記憶がなくなったときの為にも。

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