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レッド・バイオリン
(THE RED VIOLIN)

1998年/カナダ=伊
[監督]フランソワ・ジラール
[出演]サミュエル・L・ジャクソン/カルロ・セッチ


[あらすじ]
17世紀、生まれ来る我が子に捧げるバイオリン製作に励むバイオリン職人。
しかし難産の末、彼の愛妻と子は永遠の眠りについてしまった。
職人は、悲しみにくれながら、亡き我が子へのバイオリンを完成させた。
それは彼の最高傑作であり、生涯最後の作品となった「レッド・バイオリン」。
その後レッド・バイオリンは、人から人へと渡り、奏でられ、世界中を放浪する。
3世紀もの長き旅路の末、オークションにかけられたレッド・バイオリン。
数奇な運命を辿ってきたこの名品を、次に手にするのは誰か。
 
[感想]
作り手の元を離れたバイオリンは、孤児院の神童の手に。
著名な音楽家の手に。
人民大革命期の中国に。
そして、オークションに駆けつけた、このバイオリンに因縁のある人々の目前に。
一本のストーリーですが、四話オムニバス風の作品で、
三本の逸話から現代のオークション会場の人々へと、巧妙に繋がっています。
 
美しい造形と音色を持つ魔性の楽器に、人々は魅了され、
それを手にした者には、バイオリンに導かれるように数奇な運命が巡ってきます。
 
録画の途中で画面を確認したら、作品イメージとかけ離れた中国のシーンだったので、
番組を間違えたと早トチリして録画を止めてしまいそうになりました。
「紅衛兵」の熱血ぶりには、いつ見ても苦笑してしまいます。
 
名の通り、赤味を帯びた不思議なレッド・バイオリン。
ラスト近くで明らかになるその「赤」の真相は、呪われたバイオリンに相応しい悲話。
そして新たな持ち主と共に、レッド・バイオリンの旅はまだまだ続くのです。

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