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フォーエバー・ロード
（LEAVING NORMAL）
１９９２年／米
［監督］エドワード・ズウィック
［出演］メグ・ティリー／クリスティーン・ラーティ

［あらすじ］

暴力夫から逃れて家を飛び出し、これまでの自分の不運を嘆く主婦マリアン。
あてもなく彷徨っていた街角で、孤独な中年女ダーリーと出会ったマリアンは、
アラスカへ向かうというダーリーの車に便乗し、彼女と共に旅をすることに。
時には喧嘩をし、時には励まし合い、様々な苦難や辛い過去を乗り越えながら、
二人は新たな人生の出発点・アラスカを目指す。
　

［感想］

同じ女二人によるロードムービーでも、「テルマ＆ルイーズ」と違ってとてもハートフルなストーリー。
幾つものトラブルに遭いますが、前向きに幸せを掴もうと模索する二人。
特にあのウジウジしていたマリアンの奮闘ぶりは、ダーリーをも圧倒するほどです。
　
一時の間マリアン達と共に旅をした脇役、純情な詩人のハリー君と、羨ましいくらいにポジティブな思考の６６。
この二人がとてもナイスキャラで、そして、この二人に巡ってきた運命も、これまたハートフルで愉快。
　
マリアンとダーリーが旅先で入手した、ピエロ、ヌード、６６の三つのマグカップと、トレーラーハウス。
これらが揃い踏みするラストシーンに、あぁ、小物までもが旅の仲間なんだなぁ、としみじみ。
ラストの幸せ一杯の乾杯シーンは、こちらまで明日から頑張る元気が湧いてきます。
　
普段の生活に煮詰まった時などに、リフレッシュがてら何度も見返したい、心温まる良作でした。

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