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アンタッチャブル
(UNTOUCHABLES)

1987年/米
[監督]ブライアン・デ・パルマ
[出演]ケビン・コスナー/ショーン・コネリー


[あらすじ]
1930年、禁酒法時代のシカゴは、密造酒とマフィアがのさばり、闇の権力が支配する無法地帯。
連邦から派遣された特別捜査官エリオット・ネスは、シカゴの現状を憂いる3人の仲間、老巡査マローン、新米警官ストーン、経理ウォレスと特捜班を組む。
ネス達は、シカゴの闇のドン、アル・パチーノと巨大な闇組織に、たった4人で正面から戦いを挑む。
 
[感想]
絵に描いたような勧善懲悪の、直球ストレートなアクション映画です。
正義の味方は底抜けにカッコ良く、悪者は憎たらしく、石原軍団のように派手にドンパチし、しっかりハッピーエンド。
こういうあまり気を揉ませない、そして後味スッキリの娯楽映画は大好きで、何度見ても飽きません。
 
カッコつけのケビン・コスナーが、マジでカッコいいと思える稀有な一本。
(ただこの作品から、彼の「俺様カッコいい病」がエスカレートしてしまった気がするのですが。)
そんな頑張ったケビンも霞んでしまう、S・コネリーとアンディ・ガルシアの名演。
あの経理のウォレスでさえカッコいい。
特に、あの階段のドンパチシーンでのストーンにシビれちゃった人は数知れないしょう。
 
ただ、カッコいい演出目白押しのヒーロー達に対して、あまりにもアル・パチーノファミリーが迫力不足。
風船に針を刺すのは怖いですが、刺してしまえば一瞬に割れる、そんな感じに単純であっけない結末でした。
まぁ、往年のアル・パチーノファミリーなんて、権力が膨らみすぎて、思念渦巻いて、突けば脆い状態だったのでしょうが、 それにしても悪役としてはグダグダ。
この作品に限ったことではありませんが、ロバート・デ・ニーロの明るさやメソメソが、なんかマフィアのボスに見えないんだよなぁ。
いくら組織末期と言えども、円卓での撲殺シーンもただの裸の王様状態で哀れだし・・・。
こんなマフィア、別にネス達が命懸けで捕まえなくても、ほっとけばタイトロープ踏み外して勝手に壊滅するだろ、って思いました。 ・・・そう思わせちゃイカンでしょ、どうせ脚色するなら悪役もカッコ良くしてくれなくては。
法廷シーンはもうちょっと盛り上がって欲しかったです。
並行して展開するあの敵討ちシーンは、どうにも蛇足な気が。

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