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西穂独標トレッキング '06.9/3
 
北アの入門コース・西穂独標を往復しました。
西穂独標は初心者でも日帰りで歩け、冬も登れるとあって、キャリアを問わず年中人気のコースです。
 
8:30新穂高温泉駅〜9:10西穂高駅〜10:10西穂山荘〜11:50独標〜12:50西穂山荘〜13:45西穂高口駅
(標準コースタイム/5時間)

am2時に新穂高に到着し、仮眠。
6時に新穂高第2Pに車を入れて身支度し、始発のロープウェイを待ちます。
8時半に運行開始、乗り場はすでに登山者が行列をなしており、増発した始発の臨時便になんとか乗れました。
 
まずは第一ロープウェイに乗って、新穂高温泉駅から鍋平駅へ。
続く第二ロープウェイに乗って、しらかば平駅から西穂高口駅へ。
第二ロープウェイは、珍しい2階建て仕様です。
ロープウェイから、槍ヶ岳、大喰岳、中岳といった名峰をのぞみます。
窓越しに撮ったので青くなってしまいました。
今日が北アルプスデビューの私ですが、いつかはあの槍の穂先へ!
西穂高口から、登山道を歩きだします。
始発から降りたった登山者達がまとまって登りだしたので、道は混んでいます。
狭い登山道を譲り譲られつつ、挨拶を交わしながらひたすら登ります。
 
西穂山荘までは森の中の道で展望も少なく、黙々と登るのみです。
群青のトリカブトが、青空よりも青く咲き誇ります。
西穂山荘の周りにはトリカブトが群生しており、とても綺麗でした。
遠望の山は、立山連峰・・・かな?
10時過ぎに西穂山荘着。
トイレをお借りして少し休憩してから、再び歩き始めます。
 
写真は、西穂山荘とテントサイト、茶色い山は焼岳、その麓に広がるのが上高地と梓川。
奥の山は乗鞍です。
山荘からハイマツ地帯を抜けて、丸山のケルンまでやってきました。
ここまで来ると視界はすっかりひらけ、360°の大パノラマです。
先の稜線にこれから登る道が続き、目指す独標、その先のピラミッドピークも見えます。
しかしここからが辛かったです・・・。
道はガレガレで歩きにくく、しかも疲れがドッと押し寄せ、足が思うように動きません。
10歩歩いては休む、くらいペースダウン。
もう独標上に人がたくさんいるのが見えるくらい近くなのですが。

左手に笠ヶ岳の大パノラマをお供しての、贅沢なトレッキング。
これだけ天気と展望が良ければ、休まなきゃもったいないくらいです。

 

この道のりの最後にして最大の難所、独標直下の岩稜。
といっても鎖が一本あるくらいで、ちゃんと三点で登れば大したことはありません。
落ちたらあの世行きの断崖なのに、登る人と降りる人が入り乱れて、強引なすれ違いが恐怖。

 

西穂高駅から歩き始めて2時間40分、やっと独標に到達!
お昼時なのもあり、狭い頂上は昼食を摂る登山者で溢れています。
ここからあと1時間半くらい歩けば西穂高岳。
だからここは通過地点で、これから西穂へ向かう人が殆どです。
独標まで来て西穂を踏まずに帰るのは、この中で多分私だけだったでしょう。


 
独標から見る西穂・奥穂方面は大迫力!
西穂までは私レベルでも行けるでしょうが、その先の奥穂に向かうコースは北ア屈指の難所で、エキスパート向け。
 
あと少しだから頑張って西穂高岳まで行こうか、とも思いましたが、日帰りなので無茶は出来ません。
独標を下って西穂に向かう人々に背を向け、独り山荘側へと下り始めました。
 
来た道を引き返すというのは気分が楽なもので、登りの疲れも忘れてホイホイと駆けるように下ります。
・・・が、調子に乗りすぎて残り30分という所で完全にバテて、千鳥足で一歩一歩必死に戻ります。
地にも伏せんばかりにバテまくって、13時45分に西穂高口ゴール。
 
2つのロープウェイに乗り、途中の中腹駅で足湯を浴び、15時に新穂高温泉駅に到着。
 
<終わり>

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