home > 山行日和 > 谷川岳と一ノ倉沢トレッキング/1

谷川岳と一ノ倉沢トレッキング/1 '12.8/10
 
天神平〜谷川岳は、谷川連峰で最も人気のルートです。
ロープウェイとリフトを使えば、谷川岳まで日帰りで往復できます。
その麓に広がる一ノ倉沢は、日本三大岩場に数えられるクライマーの聖地です。

群馬県みなかみ町の、
谷川岳ロープウェイ乗り場のある土合にやって来ました。
 
一ノ倉沢に至るR291は、ロープウェイ乗り場より先はマイカー規制中です。
以前は紅葉シーズンの10月だけの規制でしたが、
ここ数年は夏も規制されており、
一ノ倉沢出合まで行くには、徒歩か、乗合タクシーを利用しなければなりません。
am7時半、ロープウェイ乗り場をスタート。
R291をテクテクと歩きます。
 
20分ほどで、中間地点のマチガ沢出合に着きます。
 
マチガ沢の奥にそびえる谷川岳は、雲に覆われています。
登る頃には、雲が消えていてくれる事を祈ります。
マチガ沢から先に進みます。
朝早くて、私しか歩いていません。
 
道にはサルだらけです。
たくさんのサルに囲まれ、凝視され、
アウェー感にビクビクしながら通過します。
マチガ沢からさらに20分ほど歩いて、一ノ倉沢に到着。
残雪の残る幽玄な谷とそびえる岩場がとても美しい!
 
観光客には紅葉の絶景が有名な一ノ倉沢ですが、
ここの岩場は滑落や遭難の事故が多く、
世界で最も死者の多い魔の山としてクライマーの間でも有名です。
 
今まで累計780人以上の死者を出している谷川連峰。
実は私の伯父もその中の一人で、
一ノ倉沢で冬期登攀中に亡くなっています。
まだ私が生まれる前の話なので、私は伯父を知らないのですが、
まだ20代前半という若さでの死だったそうです。
 

一ノ倉沢出合でR291は終わりです。
その先は、幽の沢へと至るハイキングルートとなっています。
 
一ノ倉沢出合からハイキングコースを進んですぐの場所に、
岩が剥き出しの場所があり、
そこには、一ノ倉沢で遭難死した方の慰霊プレートが幾つも埋め込まれています。
その中には、私の伯父のプレートもあります。

再び40分ほどかけて、ロープウェイ乗り場に戻ってきました。
今度は、ロープウェイとリフトを乗り継いで、天神平に上がります。
リフトを降りれば天神平です。
周辺は夏にはお花畑になり、観光客がたくさん散策しています。
 
谷川岳と一ノ倉沢トレッキング/2へ続く

home > 山行日和 > 谷川岳と一ノ倉沢トレッキング/1
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送