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槍沢〜天狗池トレッキング/3 '10.10/17〜18
 
槍沢〜天狗池トレッキング/2
へ続く

登りに入ったら、どうも両足の人差し指がおかしいと感じ始めました。
今までも痛かったのですが、歩くのもままならないほどの痛みに変わりました。
こんなガレ場も登ります。
崖崩れ多発地帯なので、すみやかに通り抜けなければいけません。
ちなみにルートは、左の丸の描かれた岩のほうです。
今まで散々歩かせておいて、最後の最後にこの登り…。
キツい…マジキツい…。
疲れたわ、眠いわ、足の指痛いわ…。

苦痛に耐え、足を引きずりつつ坂を登りきったら、突然拓けた広場に出ました。
やっと、ババ平キャンプ場に到着です。
時計を見たら、もう13時半。
ロッヂからキャンプ場まで、なんと1時間半もかかりました。
 
さっそくテントを張ります。
私の他に、10張りほどのテントが立っています。
涸沢カールは、きっとテン場の争奪合戦になるほどの混雑でしょうが、ここは人も少なくて平和です。
この場所は、元々はさっきの槍沢ロッヂ(旧槍沢小屋)のあった場所です。
ここは雪崩や崖崩れの多い場所で、何度も小屋を破壊されたので、現在の位置に移転したのです。
なので地面は、小屋の基礎跡のコンクリートが多いです。
そ、そんな落石危険地帯で寝るのか…。

重い荷物と山歩きから開放され、とたんに空腹と眠気に襲われました。
お昼ご飯は、レトルトシチューにオニギリを入れて煮たおじやです。
 
足の指の痛みの原因を見てみます。
両足の人差し指の爪が、どちらも剥がれかかっています。
 
私の足は、親指より人差し指のほうが頭一つ長いので、
踏み切るときにどうしても人差し指の爪に負担がかかってしまいます。
長い事歩いて、爪の中で内出血して痛い事はよくあるのですが、
今回は、爪が剥がれて浮いてしまい、肉と爪の間に水が溜まって、
パンパンに膨らんでいます。
この水ぶくれが、幸い爪と肉とのクッションになっていますが、
皮が破れて水が抜けてしまうと、痛くてとても歩けそうにありません。
 

16時から18時くらいまで、テントの中で昼寝。
起きたら、もう外は真っ暗になっていました。
足の指が痛くてうずくので、気を紛らすためにケータイで映画を観て過ごします。
 
3時頃、星空を見るために起床。
テントの外に出たら、こぼれんばかりの満天の星空!
靴を履こうと思ったら、靴底が凍って、コンクリに貼りついていました。
テントのフライも、バリバリに凍っています。
 
ちょうどオリオン座流星群のシーズンで、いくつか流れ星を見ることが出来ました。
でも、寒くてとてものんびりと星空なんて見ていられません。
 
こんなに真っ暗なのに、もう半分くらいの人が起きて、撤収や出発準備をしていました。
槍沢ロッヂのほうからも、ヘッドライトを付けた人達がどんどん登ってきます。
 
私は、星空の写真を数枚撮ったら、さっさとシュラフに潜りこんで再び寝ました。

 

6時起床。
霜がおりまくりなので、氷点下なのでしょう。
でも、ダウンシュラフ2枚重ねで寝たので、とても暖かく寝られました。

朝ご飯は、レトルトかぼちゃシチューにオニギリを入れて煮たおじやと、
カロリーメイトとミルクティー。
 
槍沢〜天狗池トレッキング/4へ続く


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