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大正の電力王・福沢桃介/1
 
「電力王」と言われた、福沢桃介という大正時代の人物を知っていますか?
実業家としての才能が買われて福沢諭吉の養子となり、木曽川を独占して発電所やダムを建設した、大同電力(現・関西電力)の創始者です。
桃介が事業の拠点を置いていた木曽川沿いの、彼の残した遺構を巡ってみました。


 
■春の波涛
’85年にNHKで、大河ドラマ「春の波涛」が放送されました。
大正の大女優・マダム貞奴と、その夫川上音二郎、友の福沢桃介らの華やかな活躍を描いた近代史物語でした。
親と共に毎週見ていたのは憶えているのですが、私の記憶に残っているのは軽快なOPテーマ曲と、中村正俊が踊るオッペケペーくらいです。
 
 
■桃介橋
長野県・南木曽町のR19を走っていると、木曽川と国道を跨ぐ大きな木造の吊り橋があります。
読書発電所建設時に資材運搬用として桃介が架けた橋で、「桃介橋」と呼ばれています。
橋の真ん中には、うっすらとトロッコ軌道の跡も残っています。
 
重文や近代化遺産にも登録されており、今でも地元に人に大事にされています。
桃介橋の西詰にある天白公園から自由に渡る事が出来ます。
■福沢桃介記念館
天白公園には、桃介が利用していた別荘が保存されています。
桃介は、事業の拠点として、また政治家や技術者の華やかな接待の場として、この別荘に足繁く通っていたそうです。
 
大正時代の木曽の山に、ひときわモダンな別荘です。
平成の今見てもお洒落。
現在は桃介や貞奴、発電所の資料館「福沢桃介記念館」となっています。
■山の歴史館
桃介記念館の隣にも、レトロな建物が保存されています。
明治時代から御料局(皇室の山を管轄する局)として、近くの妻籠宿で使用され、今では町が郷土資料館「山の歴史館」として利用保存しています。
 
御料局から払い下げられてから、しばらく民家として使われていたそうです。
いいなぁ〜こんなウチに住んでみたい!
山の歴史館の横には、桃介橋のオリジナルのトラスの一部が屋外保存されています。
山の歴史館の横には、かつて木曽一帯を走り回っていた森林鉄道の車体も保管されています。
 
機関車の後ろに見える渡り廊下は、桃介記念館への入口。
桃介記念館と山の歴史館がセットで、たしか入場料300円だったかな?
 
大正の電力王・福沢桃介/2へ続く

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