＞　北海道　＞

最果ての納沙布岬３
　
最果ての納沙布岬２へ戻る

	道路にうずくまっている海鳥がいました。 車にはねられたのか、翼を傷め、口から血を流しています。 近づこうとすると逃げようとして必死にもがく姿が痛々しく、可哀想ですがそのままにして出発しました。 　 見捨てるのは辛いですが、こんな朝早く、バイクに乗った私の力ではどうしようも出来ません。
	通りがかりの綺麗な湖、多分オンネ沼です。 　 野花、草を食む牛達、広大な牧草地帯、これで天気が良ければヨーロッパのような牧歌的風景だったでしょうに。
	根室市内の２４ｈＧＳに行き、ガソリンを満タンにしました。 これで思う存分走れます。 　 せっかくこんな遠くまで来たのに、昨夜は霧と夜で何も見えず、今朝はガス欠が不安で、道道３５をひた走っただけで物足りません。 このまま根室半島とお別れして別の場所へ向かうのは勿体無い気がします。 　 そう思うと、昨夜霧のために何も見えなかった半島の北海岸沿いを、再び納沙布方面に向かって走り出しました。 根室半島２周目に突入です。 　 昨夜何も見えなかった北海岸沿いの道道３５は、低い丘陵を突き抜ける絶景ルートでした。 ただ、相変わらず天気は不安定で、陽が射したかと思えば突然ドシャ降りになったり。
	■ノッカマップ岬 道道沿いにあった「ノッカマップ岬」を示す看板に従って、ダートに入り込みました。 　 ダートというより草ボウボウの作業道だったのですが、雨上がりでもうヌタヌタ、ドロドロ。 泥むき出しのワダチをバイクで走ると、リアが滑って９０°向きが変わってしまいます。 路肩の草部分をスタックしながら走って、必死に灯台に辿り着きました。 　 ノッカマップの灯台は、白と黒のタイル貼りの変わった灯台でした。 最果ての納沙布岬４へ続く

　＞　北海道　＞