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8/4日曜日。
神戸発うどん県行きのジャンボフェリーに乗るために、18時半に愛知を出発。
一宮ICから名神に乗ります。
うわー、関ヶ原上空にラピュタがいるなぁ。
養老山脈沿いにドス黒い雲がトグロを巻き、
稲妻がほとばしっています。
SAにピットインして早目にカッパを着ないとマズいぞ。
養老SAまで急ぎますが、SAまであと2kmというところで、
一気に豪雨に襲われました
養老SAには雨に襲われた難民ライダーが溢れています。
まさにバケツをひっくり返したような豪雨で、
出発から50kmですでにビショ濡れになってしまいました。
ロングツーリング初日に靴が水没してしまい、
萎えて帰ろうと思ったのですが、
フェリーを予約してあるので、とりあえず神戸まで行くことに。 |
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■神戸新港フェリーターミナル
すでにビショ濡れになってしまった身にカッパをまとい、
前も見えないようなどしゃ降りの中を走ります。
夏休みの日曜とあって名神は交通量が多く、八日市栗東間では20kmの渋滞。
バイクの特権走行で先を行かせていただきます。
草津を過ぎる頃には、豪雨を突っ切りました。
暑くてムレムレなカッパを脱ぎたいのですが、
雨が降ったりやんだりの天気なので、脱ぐに脱げません。
21時半に西宮着。
給油がてら、やっとカッパを脱ぎます。
いやーサウナ地獄から開放されて夜風が気持ちよい!
R43で三宮まで走り、途中のコンビニで夕食を調達し、
22時半、フェリーターミナルに到着。
あぁもう、水没した靴が気持ち悪い! |
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夕食はドリアとコーヒー。
あとは、思わず買ってしまった銀魂のクルーラー。
クーラーの効いた待合室で座ってゆっくり食べたかったのですが、
待合室は客が溢れかえっており、座る場所もありません。
バイク駐輪場に戻り、虚しくドリアを立ち食い。
体を拭いたり、荷物の水没状況を確認しながら、
乗船時間を待ちます。
暑いよう…早く船内でクーラー浴したいよう。 |
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0時半に乗船開始。
真っ先に乗船し、船内の席取り合戦に向かったのですが、
ザコ寝スペースはすでに埋まり、
船内で支給されるゴザを敷いて、通路やロビーで寝る人も。
しかしレディスルームはまだ埋まっておらず、
なんとか椅子席を確保できました。
涼しい部屋で濡れた靴を脱ぎ、足をのばしてくつろぎます。
高松に着くまでたった4時間の船旅、とにかく寝よう。
1日目の走行距離…205km 使用金額…7904円(高速・フェリー代含む) |
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■高松港
8/5月曜日。
この船は高松経由小豆島行きの船です。
船内アナウンスで、「高松に着いてもいちいち起こしません。
高松で降りたい人は自力で起きないと、小豆島まで行っちゃうよ。」
みたいな注意が流れたので、
寝過ごさないようビクビクしていたら、ちっとも眠れませんでした…。
am5時、高松港に入港。
起こさないと言っておきながら、高松到着時に爆音で船内放送が流れ、
小豆島行きの人までも否応なく目を覚ます仕様でした。
「風が恋を運ぶ〜♪海を遠く渡り〜♪」
久々のジャンボフェリーの歌に、「さぁ四国だ!」と心が躍ります。
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うどん県に上陸、さっそくR11に出ますが、
ありゃ?いきなり雨が降ってきたぞ!
朝イチの天気予報では、晴れ予報で降水確率も低かったのに。
慌てて路肩に停車し、カッパを着込み、荷物を養生します。
ただの通り雨ならいいのですが…。
しかし雨はどんどん激しくなり、
前は見えないわ、カッパは浸水するわで、
たまらず店舗の軒先で雨宿り。 |
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雨が弱くなったからと走り出せば、またドバー!とスコールになる、
なんとも不安定な天気です。
雨が激しくなるたびに、軒先を探して雨宿りをします。
ちっとも前に進まん…。
なぜうどん県と連呼しているのかと言うと、
ジャンボフェリーのうどん県の使い方が徹底していて面白かったからです。
HPも徹底的にうどん県表記だし、
船内放送も「このたびはうどん県行きジャンボフェリーにご乗船いただき〜」な感じで、
微笑ましいです。
なので私もこのレポートでは、県名でなく特産品名で表記してみます。 |
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それと、今回の旅には目標があります。
私のスマホには「くーまんの部屋」と言うペットアプリがプリインされており、
GPSで現在地を拾い、その県の観光地を背景にくーまんの写真を撮る機能があります。
アンインスコできないただ邪魔なだけのアプリですが、せっかくなので、
今回はひとつでも多く県を回って、
くーまんの旅写真を撮りまくってやろうという魂胆です。
で、さっそくくーまんinうどん県の写真をゲット。
ちなみに風景は1県につき1種類だけです。
では、やっと雨も小康状態になったし、阿波踊り県へと向かいますか! |
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■阿波の土柱
R193を南下し、阿波踊り県に突入。
通勤時間帯で交通量が多く、風景も良いわけでなく、淡々と走るだけです。
気温は25℃くらいで走行風は涼しいのですが、
カッパを着ているので中は蒸し風呂状態です。
通りがかりに土柱の看板が出ていたので、見に来てみました。
…これか??これが土柱か?
前に写真で見た時は、もっと立派なモノだった気がしたけどなぁ。
土柱には拍子抜けでしたが、ここまで来たら雨の心配もなくなった感じなので、
ここでカッパを脱ぎます。 |
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阿波踊り県での目標は、
唯一現存すると言われているボンカレーの自販機を見ることです。
その自販機は、阿波のr12沿いのオートスナックにあるとのこと。
で、そのオートスナックを発見! |
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オートスナックには、レトロな自販機がズラリと並んで営業中。
これだけでもレトロマニアには感涙の風景です。 |
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これが、現存する最後の1台との噂のボンカレー自販機。
さすが大塚食品のお膝元の阿波踊り県と言える珍品です。
ホカホカのご飯と、ホカホカのボンカレーがセットになって出てくるらしいです。
味は、甘口と辛口のみで、なぜか一番の売れ筋の中辛がありません。 |
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他にも、珍自販機が目白押しです。
手袋の自販機なんて初めて見たよ。
雨に降られてグローブがビショ濡れで気持ち悪いから、
この自販機で代わりの手袋を買おうかと悩みました。
四国九州ツーリング〜四国編/2へ続く |