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恵那山・神坂峠越え/1
 
今では恵那山トンネルでさっくり越えられる、美濃と信濃の国境、神坂峠。
かつては東山道の最大の難所として旅人を苦しめ、そして80年代まではハードなダートでオフローダーも苦しませました。
完全舗装化され、通行止めになり、今では登山者くらいしか利用しない、現在の神坂峠に行ってみました。

中津川のクアリゾート湯船沢という温泉施設を目指します。
湯船沢を越えて、どんどん山道を進んでいきます。
 
途中、峠より先の通行止め予告がありました。
この峠は、もうずいぶん長い事通行止めで、通り抜けが出来ない状態のままです。
どこから、どんな状況で通行止めなのか、それを確認したいのです。
峠まではとりあえず行けそうなので、構わず進みます。
 
ちなみに天気はドシャ降り、行く先の山の上は厚い雲がかかっており、嵐の予感。
気温も麓のここですら8℃くらいしかなくて寒く、なんともトホホなコンディションでのアタックです。
ちょっと寄り道。
途中に案内のあった「義仲駒つなぎの桜」を見に行きます。
木曽義仲が、この桜の木に馬を繋いだという言い伝えがあるそうです。
 
どれが駒つなぎの桜かって言うと、バイクの上の新緑の木がそうです。
寒い場所だから、ひょっとしてまだ咲いてるかと思って来てみたのですが、完全に終っちゃってました。
 
ついでに、すぐ近くにある「丸山城跡」という場所にも行ってみましたが、ただ祠があるだけの山でした。
更に山道を登ると、老人ホームがあり、その周りは山ツツジが満開で、とても綺麗でした。
 
老人ホームの上には、けやき平キャンプ場というレクリエーション施設があり、それを越えると、いよいよ何もない林道となります。
  

林道を登っていくと、「神坂の風穴」という案内がありました。
風穴といっても、富士山の樹海にあるような風穴とは違うようです。
 
説明によると、神坂の風穴とは地形を利用して作った石室で、昔の蚕の卵の貯蔵小屋の跡だそうです。
 
かつての風穴の跡を、崩れた所を直して復元してあり、展望台まで作ってあります。
冷蔵庫だけあって、4月末なのに庫内にはまだ雪が残っています。

 

冷気を逃さない為なのか、入り口はクランクになっています。
この辺りは完全に復元された現代のものです。

復元&展望台付きの風穴のすぐ隣にもう一つ、手付かずの風穴の跡がありました。
 
恵那山・神坂峠越え/2へ続く

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