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明延鉱山神小畑選鉱場跡
 
神子畑は、山一つ裏手にある明延鉱山から電車で運んできた鉱石を選鉱し、精錬先の生野銀山へと送り出す中継地点でした。
東洋一の規模を誇った巨大な神子畑選鉱場は、S62年、明延とともに操業を終え、H16年、解体されました。

生野からR429で神子畑に向かっている途中の神子畑川に、こぢんまりとした洋風なアーチ鉄橋が架かっています。
神子畑鋳鉄橋といい、かつて神子畑と生野を繋いだ鉱石運搬道です。
M18年製、日本で一番古い全鋳鉄橋で、国の重要文化財に指定されています。
 

細い国道を川沿いに走っていると、右手の山肌に巨大な基礎が現れました。
基礎でさえこの規模です、ここに建物が健在だったなら、どんなに迫力があったことでしょう。
解体されたのは2年前、いつかいつかとモタモタしているうちに、無くなってしまいました・・・。

 

選鉱所手前にある巨大なシックナーは、外壁を解体しているようです。
シックナー本体や選鉱所の基礎は解体せず、周辺を整備して記念公園のような形で保存するようです。

 

写真では判りにくいですが、このシックナーとにかく大きいです。
深さが無く、柱だらけの独特の形をしているので、最初はシックナーと気付かず、建物の屋根かと思いました。

選鉱所跡の前にある、ムーセハウス写真館。
元は生野銀山のフランス技師ムーセさんの住居で、彼が去った後、鉱山事務所として使われていた洋館だそうです。
閉山後、荒れ放題だったこの洋館を修復し、今では鉱山の歴史を伝える写真館&資料館として使われているようです。
この一帯は、今、急ピッチで整備されています。
R429の道幅を広げるための解体かと思っていたのですが、先述の通り公園として整備されるようです。
 
基礎やシックナーは、今はフェンスに囲まれて全く近づけない状態ですが、 公園に生まれ変わったら、あの基礎にアプローチできるようになるでしょうか。
そうなったら、もう一度訪れてみたいです。
 
・・・でも、もうすでに生野も明延も鉱山観光地として保存されているのだから、 神子畑の基礎くらいは、このまま自然にまかせて風化させてくれると良いのになぁ。
 
<終わり>

所在地 兵庫県朝来市


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