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人形峠/3
 
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地下には子供が喜びそうなゲームが置いてあります。
調整中ばかりでやってませんが、内容はやっぱり原子力エネルギー関係のゲームでしょうか?
巨大な蜂の筐体があり、なんで蜂?と思いましたが、 人形峠の伝説に出てくる蜂の怪物にちなんで、人形峠において蜂はマスコットキャラのような扱いのようです。
 
ちなみに人形峠の名前の由来は、かつてこの峠には旅人を襲う蜂の怪物がおり、人形を囮にして退治したとか言う昔話からきています。

放射性廃棄物のドラム缶。
低レベルの放射性廃棄物は、ドラム缶に入れてコンクリで固め、コンクリで遮蔽された地下に埋めて管理します。
いたって普通のドラム缶ですが、動燃とか人形峠の文字が生生しいです。
 
このドラム缶を普通のトラックに山盛りに積んで、何の遮蔽もせず一般道で運搬している写真を見て、ヤバイだろって論文に書いたのを思い出しました。
今はちゃんと遮蔽して輸送しているようですけどね。
 

こちらは核分裂系輸送用。
左は回収ウラン用の輸送容器で、ガチガチの緩衝材に固められた耐衝撃・耐火仕様。
右は超猛毒・六弗化ウラン用容器。
一見プロパンボンベのような薄っぺらい容器ですが、小さく書かれた「内容物、毒・六弗化ウラン」の文字にゾクゾク。

 

岡山の美星と上斎原(現・鏡野町)には、小惑星やスペースデブリ(宇宙ゴミ)を観測する世界初の施設・スペースガードセンターがあります。
で、アトムサイエンス館の隣には、スペースガードセンターの展示室があり、スペースデブリについてや施設・機材の説明等、センターの概要がわかる資料館になっています。
これはこれで、SF好きにはたまらない資料館でした。
ネタがデブリだけに、プラネテスを見て(読んで)から行くのもオツ。
 
安全性も不確かなままスタートしてしまった原子力発電の歴史も、すでに50余年。
50年が経過し増大したエネルギー需要に対し、完璧な安全対策など無いまま怯えながらウランを使い、核ゴミは地下に覆い隠すのが未だ精一杯の現状です。
人形峠の残土訴訟とか、JCOの臨界事故とか、膨大な税金投資とか、色々あって色眼鏡で見られてしまう日本原子力研究開発機構ですが、どうかより安全な暮らしを保障していただけるよう尽力していただきたいものです。
 
私は、核は、触れてはいけない神の領域の物質のような気がするのです。
しかし今や人類は、ウランに頼らなければ生きていけないほどのエネルギー依存症です。
管理体制どころではない発展途上国でもウランは使われていますし、原子力発電先進国の日本さえもずさんな作業で臨界事故を起こしたり、様々な事故隠蔽が発覚しています。
ろくに使いこなせないのにこのまま世界中でウランを使い続ければ、いつか天罰が下る気がして・・・。
原爆とか、チェルノブイリとか、臨界事故とかといったレベルに留まらず、人類が全滅するくらいな・・・。
とにかく、ウランがどれほど危険か、どれほどのリスクをかけて電気が作られているかが、この展示館で少しでも多くの人に判ってもらえるといいと思います。
もっと電気を大事にしようという気分にさせてくれる人形峠でした。
 
・・・って、なんかシメが高校時代の論文みたいになっちゃった。
 
<終わり>
 
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所在地 岡山県苫田郡鏡野町


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