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清越金山跡/1
 
今や、伊豆で最も現役時代の姿を残す鉱山跡です。
その清越金山にも、どうやら取り壊しのカウントダウンが・・・。

西伊豆の土肥金山の山裏手に位置する清越金山跡。
土肥峠からR136を土肥方面に下っていると、木々の隙間から清越金山跡の全景が見えました。
 
観光客で賑わう土肥金山の影で、ひっそりと風雨に晒され、必死に耐える廃墟、清越金山。
このまま朽ち果て、忘れ去られてしまうのでしょうか・・・。
清越金山の、木造の選鉱場。
大仁の基礎と比較すれば、とても小さく見えます。
 
選鉱所の上の方まで道が伸びていたので行ってみると、広い広場にでました。
鉱山関係の建物も幾つか残っています。
しかし建物の所には、最近設置されたらしい威圧的なフェンスが張られ、不法侵入者は警察に通報する旨の看板が。
このモノモノしい警戒態勢・・・廃墟マニアが荒らしているのでしょうか?
 
とにかく歓迎されてないようなので、すぐに引き返しました。
そして選鉱場の下も、建築関係の資材置き場として使われています。
近所に民家もあるし、散策どころかここに立ち止まっている事さえ気が引けます。

 

 
そこへ、ちょうど地元のおじさんが軽トラで現れました。
清越鉱山の事を聞いてみると、親切に鉱坑跡の説明をしてくれました。
この方は実際にここで働いていた抗夫さんで、閉鎖後のこの場所を管理しておられる関係者の方だったのでした。
 
とても親切な方で、先ほどの建物前のフェンスのバリケードの鍵を特別に開けてくれ、その先にも案内してくれました。
フェンス前の向かって右側には長屋、左側には裸電球の傘がついた建物が。
長屋の前をトロッコが走っていたようで、長屋の壁にかかる「列車注意」の看板が、当時を偲ばせます。
長屋の扉も開けてくださり、中を見せてくれました。
長屋の中には、ボーリング用の先端が今でも大切に保管されていました。
長屋の方隅は、大学の地震観測所として活動中でした。
 
この方の話によると、心無い鉱石マニアが侵入して荒らし、残されていた鉱石を盗んではネットオークションで売っているらしく、 やむなくフェンスを取りつけたとの事です。

清越金山跡/2へ続く

所在地 静岡県田方郡土肥町


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