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庶路炭鉱跡/1
 
完全に自然と同化した庶路炭坑は、まるで自ら存在をかき消し、永遠の眠りについているかのようでした。
たくさんの遺構を残しながらも当時を偲ばせるものが何も無く、得るものは恐怖のみ。


 
白糠町の西庶路駅辺りから庶路川伝いに北上していたら、 道沿いのうっそうとした林の中に幾つかのコンクリ建物跡を発見しました。
注意を払いながらバイクを走らせていたので見つかりましたが、意識しなければ気づかなかったかもしれません。
 
建物群への接近を阻む深いヤブと、奥に無限に広がる薄暗い林を前に、しばし躊躇。
時間はもう夕暮れ、オバケと熊さんが待ち構えていそうな雰囲気が全開です。
 
あまり深入りしないように、慎重に林の中へ。
熊やオバケは勿論、蛇や蜂にも気を配ります。
見える範囲でもかなりの建物跡が残っていますが、ヤブが深くて近づけない場所もあります。
暗い森の中に入っていくと、不気味なコンクリの壁が出現。
壁には崩れかけた真っ暗な穴がポッカリ。
 
怖い怖い怖い!
完全に独り肝試し大会です。
 
でもズンズン近づきます。
あまりの恐怖に、ちょっと壊れかけの私。

 
恐怖の建物の正体はホッパーでした。
投下口が4基ありましたが、口は開きっ放しで、穴から空が覗けました。
他にも単体のホッパー跡があったりします。
このホッパー下には、ゴミなのかズリなのか分からない得体の知れない山が。
 
庶路炭鉱跡/2へ続く

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