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山の上の廃校/1
 
山の中の小さな集落に、ポツンと残されている小さな小学校跡。
最後の卒業式を終え、時を止めたままの校舎は、誰もが懐かしさに浸れる空間でした。



校庭は草に覆われ、池は枯れ、時計は止まり、その木造の校舎は静かに眠りについています。
 
私が通っていた小学校は、こんな感じの平屋建ての木造校舎でした。
違う所といえば、この学校のように白でなく、黒い杉板だった事くらいです。
 
私が通っていたその小学校も、5年生の時、近所の小学校に吸収されて廃校となりました。
 
廃墟となった木造校舎は、廃校から1年もたたないうちにさっさと解体されてしまいました。
100年もの歴史を刻んだ趣のある旧校舎でしたが、消えてしまうのは一瞬でした。
 
この学校は、どのくらい歴史があるのでしょうか。
廃墟になって、どのくらい経つのでしょうか。
かつての生徒や先生は、今でもここを訪れ、在りし日を懐かしんだりしているのでしょうか。
校庭には錆付いた遊具、草ボウボウのグランド、プール、体育器具庫などが当時そのままの姿で残っていました。
 
この小さな校庭で、たぶん少数だったであろう生徒達が、赤白に別れて運動会をする微笑ましい姿が目に浮かびます。
校庭より高台に、2棟の木造校舎がL字型にあります。
玄関は施錠してありましたが、教室の一つがウェルカム状態。

 
教室の中はとても綺麗です。
資料も当時のまま掛かっています。
黒板にチョークで落書きされているくらいで、全く荒らされた感じがありません。
 
教室のプレートには、1・2年、3・4年と記されています。
クラスが、小・中・高学年の3つだけだったようです。
山の上の小さな集落なので、生徒数もかなり少なかった事と思います。
 
勉強机と椅子が全く無いのは、受容れ先の新しい小学校へ移ったのだと思います。
 
山の上の廃校/2へ続く

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