山の上の廃校/2
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資料室には資料が、図書室には本が、やっぱりそのまま残っていました。 |
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二棟の木造校舎の間には高低差があるので、中間に二棟を中継する建物があります。 教室棟の一階は、中継棟の二階の高さになります。 |
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このように中継棟の中の階段で高低差を往来します。 階段 → 突然スロープ → 突然段差になる、不思議なアプローチです。 廊下には生徒達の作品が当時のまま飾ってあります。 |
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中継棟には講堂がありました。 私が通っていた小学校の講堂とそっくりです。 私が通っていた小学校の講堂は板張りの天井だったので、天井が腐って雨漏りするものだから、雨の日は至る所にバケツや雑巾が置かれる中をぬって全校集会をやったものです。 ステージの袖に立てば、学芸会の劇の出番をドキドキしながら待っていたあの頃を思い出します。 コウモリだか鳥だかのフンが散乱するステージには、色あせた「卒業おめでとう」の飾りが落ちていました。 この学校最後の卒業式が終わった後、その装飾が片付けられることも無く、この校舎の歴史は閉じられました。 壁に掛かった校歌や、卒業おめでとうの文字を見ると、切なくて目が潤んでしまいます。 まるで、20年の時を経て、あの自分の通っていた学校を見ているようで・・・。 山の上の廃校/3へ続く |