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曽木発電所跡
 
M40年、曽木の滝の水力を利用した曽木第一発電所が完成。
その2年後、第一に代わり、滝の下流1.5kmに完成した発電所が、今回の遺構・曽木第二発電所です。
S40年、下流に完成した鶴田ダムにより水没、ダム湖の渇水期にのみ姿を現す幻の遺構です。

鹿児島県大口市にある景勝地・曽木の滝です。
曽木発電所は、この滝の1.5km下流にあります。
滝のすぐ上流にある、発電所への取水路。
水量が多くて溢れちゃってます。
水路にはまだ現役で水が流れています。
途中にはレトロな水門も残っています。
 
使われなくなった水路を利用した「洞窟きのこ園」という施設もあります。

曽木の滝から橋を渡り、暗い細道を下流に向かって進むと、整備された駐車場があります。
そこから100mほど歩くと、対岸にある曽木発電所を臨める場所があります。
 
来てみたらビックリ、なんと遺構に保全工事が入っており、壁に補強の骨が付けられていました。
私達が来た日の、ほんの数週間前から工事が始まったようです。
遺構の保全はもちろん、周囲は遺構を利用した公園やテーマパークが整備されるらしく、工期もあと5年くらいありそうです。
たまたまいたダム関係者さんと話していたら、壁の支えの鉄骨は、工事が終わっても外さないらしいです。
今まで散々放っておいて、今更保全、今更見苦しい補強、今更観光地化・・・。

 

この2枚の写真は、展望地付近にあった遺構の説明看板の写真を拝借。
この風景を期待して来たのです・・・。
左は渇水期5月〜9月頃の姿、右は水没して頭だけ出ている姿。
この変化が楽しいのに・・・。
 
保全・整備するのは結構な事ですが、この遺構の魅力は半減する事でしょう。
 
自然に朽ちていくから、
人に捨てられ、保存の手が入っていないから、
それでも一生懸命原型をとどめているから
どんなに耐えても有限の景観だから、
・・・その姿がこの遺構の魅力なのだから・・・。

同じく説明看板にあった、現役時代の曽木発電所の写真。
 
工事が終わったら、この付近がどんな景観に様変わりするのか判りませんが、いつまでも心惹きつける遺構であってください。
 
<終わり>

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