■三岐鉄道　北勢線

せっかくいなべに来たので、もうひとつ気になっていたものを見に行きます。
それは、桑名いなべ間を走る、軽便鉄道の三岐鉄道北勢線です。
日本で現在旅客運営している軽便鉄道は3路線しかなく、北勢線はそのうちのひとつです。
ちなみに残り2線は、黒部峡谷のトロッコと、四日市のあすなろう鉄道です。

阿下喜方向に走る黄色い車両を追いかけ、
終点一つ手前の麻生田駅へ先回りして写真を撮ろうとしたのですが、
到着した時には、電車はタッチの差で麻生田を出発してしまいました。
…それにしてもこの麻生田駅のホームの幅、ちょいと狭すぎやしないか！？
ゲージもナローならホーム幅もナローです。

終点の阿下喜駅で、今度こそ車両に追いつきました。
しかしバイクを駐車してカメラを取り出しているうちに、
さっさと折り返し出発したので、慌てて撮りました。

終点の阿下喜駅には、かつて使われていた転車台や古い軽便車両が展示されています。
隣接する阿下喜の湯に寄るつもりでしたが、寒くて風呂上りに走る気になれないし、
時間が押してもう日が暮れ始めていたので、今回は止めました。

北勢線は、幾つかのレトロなコンクリートアーチ橋梁が現役で、
日本の近代土木遺産に認定されている橋もあります。
今回は見られませんでしたが、いつか南大社の町並みの再訪と合わせて、アーチ橋梁巡りもしに来たいと思います。

すっかり夕焼け色になってきた山の中を抜けて、多度まで来ました。
遅くなったついでなので、こうなったら多度大社にも寄っていきますか。

■多度大社

GWに開催される上げ馬神事で有名な多度大社です。
上げ馬神事の坂を横目に、本殿へと進んでいきます。

いつも通り、かわいい白馬様に人参を奉納し、最奥にある本殿を参拝して帰ってきました。
ほんのり紅葉が残っていますね。

多度大社を後にする頃に、軽くにわか雨に降られました。
立田大橋を渡っていると、雨雲の切れ間から綺麗な夕陽が見られました。

尾張中央道を北上していて、ふと多度方面を見たら、
山の上の空が真っ赤になっていて、山火事か！？とビックリしました。
たぶん、雨にスクリーン投影されたように、夕陽が光っていたのだと思います。
あまりに綺麗だったので写真に撮りたかったのですが、
横道に逸れてバイクを止めているうちに、
一瞬の美しい自然ショーが終わり、こんなイマイチな写真しか撮れませんでした。

総走行距離は不明ですが、
だいたい250�qくらいだったのではないでしょうか。
今となっては寒かったのと、四日市の大混雑が、とにかく強く印象に残っています。

椿大神社の注連縄を玄関に掲げ、2018年を迎えました。