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北海道ツーリング2日目/4
 
北海道ツーリング2日目/3
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■石原裕次郎記念館
石原裕次郎は幼少期を小樽で暮らしました。
その縁から、小樽の築港には石原裕次郎記念館があります。
地元の人に道を尋ねながら、念願の石原裕次郎記念館にやってきました。
ここの閉館時間が気になって、積丹岬もセタカムイの夕日も諦めて急いで来たのです。
でもそんなに急がなくても、この時期は20時まで開いてるそうです。
入場してすぐ、裕ちゃん主演映画の名場面が上映されており、これを見るだけで気分が盛り上がってきます。
そして、なぜかいきなり坑道・・・。
 
これは裕ちゃんが三船敏郎と夢の共演をしたプロジェクトXな映画「黒部の太陽」のセットです。
彼が出演したあらゆる映画やデラマやCMのポスターやシーンが紹介されています。
奥に展示されている車は、映画「栄光への5000km」に登場するピッカピカのダットサンブルーバード。
 
裕ちゃんが出したレコードも壁一面に飾られています。
他にも彼が映画や歌で獲得した数々のトロフィーや衣装など、様々なものを見ることが出来ます。
 
館内で、「時間よお前は・・・」が流れていました。
私はこの歌が大好きで、しかもこの館内の雰囲気とピッタリで、なんだか目頭が熱くなりました。
プライベートな展示物も充実しており、愛車(ナンバーがYUJIROだぜカッコイイ!)やリビング、結婚式衣装だの食器だの海パンだの、彼が子供の頃の学ランや書道だの、とにかく残っているものはなんでも見せます状態。
 
仕事やプライベートの展示物の内容や、展示の仕方、本人の語り口調な館内の説明文に至るまで、西伊豆の加山雄三ミュージアムとそっくり。
というか裕ちゃん記念館の方が歴史が古いから、加山雄三が真似したんですな。
てことで、次は小林明あたりが記念館を作るかもね。
■小樽運河
裕次郎記念館でイイ男っぷりにメロメロになっていたら、外はいい具合に黄昏てきました。
 
せっかくなので、小樽運河の夜景を見に浅草橋へ行きますが、・・・なんかもう、小汚いソロライダーにはあまりにも場違い過ぎでした。
一番手前のレンガ倉庫の中身がびっくりドンキーってのも、なんだかなぁ。
古い倉庫群はライトアップされ、中はお店になっています。
ライトアップは綺麗なのですが、函館と同じく、こういう所に独り寂しく来るものではありません。
 
朝里川温泉で風呂に入っているともう20時。
こんなキャンプ場不毛地帯で、さて、どこで寝ようか・・・。
とりあえず明日の炭鉱散策のためにも、少しでも三笠に近づいておきたいので、小樽から札幌を越え、石狩へ。
■石狩川
石狩でR337から海に向かって入り込んだら、暗くて道が判らなくて迷子になり、石狩川の河口に出ました。
もう21時を過ぎ、怖くて走れません・・・ここで寝よう。
ゲートがある堤防道路に入り、テントを立てますが、もの凄い強風で、テントの中で四つん這いに踏ん張っていないとテントが凧のように飛んでいきそうです。
しかも、すぐ後ろは墓地で、月明かりに照らされた墓石がいっぱい並んでいて鳥肌が立ちます。
ええい!ここで寝るといったら寝るんだ!
風がなんだ!墓がなんだ!私は意地でもここで寝てやる!
 
今宵は中秋の名月+1日。
まだまだ美しい月を見ながら、北の大地でなぜかオリオンビールを飲み、天井が地面につかんばかりにひしゃげるテントを押さえながら寝ました。
せっかく汲んできた羊蹄山の湧き水は、手洗いと歯磨き用の水として使い果たされました・・・。
本日の走行距離、約450km。
 
<終わり>
 
北海道ツーリング3日目/1へ続く

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