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5分ほど遅れて、バスがキター!
…と思うや否や、バスが私の隠れているゴミコンテナの目の前に停車し、
ぞろぞろと子供達が降りてきました。
ちょ!まさかここで降ろすとは!ヤバい!見つかる!
幸い、次男や、担任の先生や、知っている子供達には見つかりませんでしたが、
ゴミコンテナの裏を通ってきた数人の子供に「こんにちはー」と声をかけられました。
私のことを知ってる子じゃなくて良かった…。
オバちゃんがゴミコンテナの裏にしゃがんで隠れて何してるんだ?と思っただろうなぁ。 |
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■東大寺
生徒たちは整列した後、クラスごとにまとまり、
ガイドさんと共に東大寺の中へと入っていきました。
私は見つからないように、木から木へと身を隠しながら近づき、
笑いをこらえながら子供達の様子を望遠レンズで追っていました。
どうみても怪しい父兄です…。
今日の次男ストーキングはこれにて終了。
さて、汗もかいたし、これから銭湯にでも行ってさっぱりしますか! |
ならまちと言う下町風景の観光スポットの中に、昔ながらの銭湯が残っているそうです。
今回の奈良の一番の目的は、そのレトロ銭湯です。
スマホのナビを頼りに、ならまちの中に入り込みますが、
バイクでも気が引けるほどの入り組んだ細道で、迷いまくり。
ひとしきりグルグル走り回ってウンザリした時、偶然にも古い銭湯を見つけます。
探していたレトロ銭湯と違うようですが、こちらも充分古くていい感じなので、
こちらのお風呂をお借りします。
内部は、期待を裏切らない正統派のレトロ銭湯でした。
内部の撮影は無理なので、玄関からレトロぶりを想像して下さい。
タイル貼りの浴室、カランのガラスの広告、壁に描かれた絵。
こういう昔ながらの銭湯に入ったことが無かったので、本物を体験できて大満足!
脱衣場には、大きなカラオケマシンが鎮座しています。
カラオケ目当てでやってくる客もいて、脱衣場はカラオケスナック状態。
…やっぱり拍手とかしたほうがいいのかしら?と悩みながら着替えをし、銭湯を後にしました。 |
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先ほどお借りしたレトロ銭湯から100mほど離れた所に、
本来行きたかった銭湯がありました。
なんだこんな近くにあったのか。
こんな至近距離に2つのレトロ銭湯が現存とは、贅沢だなぁ!
こちらも、外観から見るにかなりのレトロぶりです。
あぁこちらも入りたい!
でも2湯連続で入る元気が無い…。
こちらの銭湯は、また来た時のお楽しみということにします。 |
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さて、そろそろ今夜のキャンプ場探しです。
笠置の河川敷に安いキャンプ場があるようなので、R24で木津に行き、
木津からR163で笠置に向かいます。
梅雨のジトっとした夏晴れで、ムンムンと蒸し暑いです。
せっかくお風呂でさっぱりした体が、早くも汗でベタベタになっていきます。
15時に笠置に到着したものの、
河川敷のキャンプ場にはデイキャンプの車が溢れています。
これはちょっと、バイクが入り込める雰囲気ではありません…。 |
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今日は日曜日なので、泊り客は少ないでしょう。
17時くらいにはみんな帰ると思います。
それまで周辺をブラブラすることに。
笠置から南山城方面に走ると、
沈下橋が幾つか架かっていました。
暇なので、そのうちの一つを渡ってみます。
川からの高さは低いのですが、
欄干の無い幅の狭い橋は、お尻がキューキューします。
車では絶対渡りたくないな…。 |
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川沿いのR163をアテもなく走るものの、
これと言って見るものもなく、ただただ暑いだけです…。
自販機でジュースを買って飲みつつ川をブラブラ散策したら、
いよいよ、笠置の喧騒のキャンプ場に突撃する覚悟を決めます。 |
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■笠置キャンプ場
笠置に戻り、R163沿いのサークルKに寄って食料やビールを調達します。
しかしキャンプ場最寄のコンビニとあって、
デイキャンプ客に買い占められ、ほとんど食料が残っていません。
16時半、キャンプ場にチェックイン。
川原を埋め尽くしていたデイキャンプ客はほとんど帰り、かなり空きましたが、
それでもまだたくさんの客が残って騒いでいます。
あちこちのバカ騒ぎに眉間にシワを寄せながら、
木陰に陣取り、独り黙々とテントを建てます。
木の下は、ヤニとか虫のフンとかでテントが汚れるから嫌なのですが、
この暑い中、とても日向にテントを構える気になれません。 |
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荷を降ろして着替えたら、ご飯を炊きながらビールを流し込みます。
くぁー美味い!この一瞬のために、暑い中を走ってきたのさ!
今日の晩餐は、コンビニの残り物グルメです。
これは2食分の量です。
見よこの野菜の無さ…。
それにしてもうるさい…。
隣にいる団体さんが、いかにもフェスかぶれな若者グループで、
気が狂いそうなインド風音楽をガンガン流して、踊って騒いでいます。
周辺のどのグループも負けじと大音響で音楽をならし、
しゃべり声のボリュームもハンパないです…。
イヤホンで聴いているラジオの音もかき消されるほどのうるささ、
あぁ、滅入る…。 |
笠置キャンプ場DATA (一名&バイク一台で利用の場合)
住所…奈良県相楽郡笠置町笠置佃
金額…600円
サイト…河川敷の砂地&草地サイト。
バイク駐輪場…サイト乗り入れOK。
トイレ…仮設タイプの簡易水洗。綺麗とは言えない…それより紙が無い!
ごみ箱…あり。
最寄のお店…R163沿いにサークルK。バイクで5分くらい。自販機はサイト内に有り。
最寄のGS…近くにあり。
最寄の風呂…徒歩2〜3分の所に「笠置いこいの館」800円。キャンプ受付の際に入浴割引券をくれます。
その他…キャンプ場のすぐ上に、JR関西本線笠置駅があります。
感想…関西にしては格安で、ルールもユルめなので、関西人がやりたい放題のキャンプ場です。
夏は河川敷に車がギッシリ埋まり、デイキャンパーがドンチャン騒ぎ。
花火禁止なのに花火で騒ぎ、夜遅くまで音楽を鳴らしてバカ騒ぎし、河川敷を車で走り回り、ゴミは放置されるがまま。
…という無法地帯なので、夏にキャンプするのは全力でお勧めしません。
トイレは一応簡易水洗ですが、仮設トイレなので狭いです。
一番困ったのは、トイレットペーパーを設置してないこと。
手持ちのポケットティッシュで足りるか焦りました。
サイトのすぐ上をJRが走っており、夜遅くまで電車の通過音(特に貨物)がうるさいです。
対岸のR163を走るトラックの走行音も、オールナイトでうるさいです。
川の流れもうるさいです。
なにより、キャンパーのバカ騒ぎがうるさいです。
悪いキャンプ場ではないんだけど、精神力の強い人にしかお勧めできません。
奈良京都ツーリング/4へ続く |