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四国九州ツーリング〜四国編/7

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■道の駅 きなはい屋しろかわ

カルストの涼しさから、一気に36℃を越える猛暑です。
R197に出たものの、あまりの暑さに参って、近くの道の駅に避難。
時刻は13時、隣接する茅葺の接待小屋で、伊予柑サイダーとヨーグルトの昼食を摂ります。

そのまま、後先を考えないで大洲まで来たものの、
今日キャンプしようと思っていた滑床渓谷から離れてしまったことに気付きました。
マップルを見る限り、大洲付近に涼しく寝られそうなキャンプ場が見当たりません。
かと言って、また宇和島方面まで南下するのも面倒です。
明日には佐田岬から九州に渡るので、佐田岬半島でキャンプするのもいいですが、
それだと海沿いのキャンプ場になるので、地獄の蒸し暑さは免れません。

 

■R197 佐田岬メロディーライン

灼熱の佐田岬キャンプを覚悟しつつ、メロディーラインを進みます。
細い半島の尾根沿いを走る快走路ですが、大した展望はありません。
風車とか道の駅とか原発のPR館とかがありましたが、暑くて寄る気になれず素通り。

 

■道の駅 瀬戸町農業公園

暑い!マジ暑い!
容赦なき直射日光攻撃に、たまらず道の駅にピットインし、アクエリアスを一気飲みします。
道の駅の前の国道には溝が掘られており、車が通行するとタイヤノイズで音楽が奏でられます。
耳をすませて聞いてみたら、流れた音楽は「みかんの花咲く丘」でした。

ここまで来たら、暑い佐田岬でキャンプするよりも、いっそ今日中にフェリーで九州に渡っちゃおう、という気分になってきました。
佐田岬の先っぽまで行かず、三崎の九四フェリー乗り場に向かいます。

■三崎港

16時過ぎ、三崎港のフェリー乗り場に到着。
四国と九州を最短で結ぶ国道フェリーです。
バイクの乗船は先着順8台までとのことですが、4台しかおらず余裕でした。
危うく坊ちゃん県にいるのを忘れたまま九州に渡ってしまうところだったので、
慌ててくーまんin坊ちゃん県をゲットし、晴れて四国コンプリート。

■国道九四フェリー

短距離で便数の多い航路なので、フェリーが着岸するやバタバタと乗船開始し、
あっという間に出航です。

勢いでフェリーに乗ってしまいましたが、その先のことを全く考えていません。
フェリーに乗船している70分の間に、
ツーリングマップル九州を見てキャンプ場を探さなければなりません。
が、見れば見るほど、佐賀関や大分市付近にはキャンプ場などありません…。
坊ちゃん県に留まった方がよっぽどキャンプ場の選択肢が多かったなぁ、
これは判断を誤ったぞ。

■佐賀関港

ネットで調べていたら、大分市の外れの県自然公園の中にキャンプ場があるようです。
しかし詳細が分からないので、直接管理所に電話したところ、
もう少し早く連絡をくれれば、夜間照明の手続きが出来たが、
この時間からでは申請が通らず、サイトに照明が付けられない。
よって、夜間サイトは真っ暗だけどそれでもいいならどうぞ、とのこと。
それでもOK!と伝えたものの、トイレの電気すらつかないと聞いてちょっと及び腰。

17時40分に佐賀関港に到着し、九州とり天県に上陸!
…なんて余韻に浸る時間も惜しく、急いで大分市内へと向かいます。
綺麗な海沿いですが、どんどん日が沈んで暗くなっていきます。

スポーツ公園のダイギンドームまでキャンプの受付に来て下さい、と言われ、
ダイギンドームってなんだ?と悩みながらスポーツ公園に向かいます。
公園まで来てやっと理解、大分銀行ドーム→大銀ドームという競技場の名前でした。
それにしても大きいドームなぁ、ナゴヤドーム並に大きいぞ!

キャンプの手続きをしにドームの事務室に行ったものの、
係の人達は「本当にキャンプするの?本当に女性独りで真っ暗闇の中キャンプするの?」
「サイトは狭いよ、真っ暗だよ、チカンが出るよ、それでも泊まるなら止めないけど…」と、
遠まわしながらも全力で「止めとけ」とアピールしてきます。
そこまで言われると、さすがに私も怖くなって、キャンプするのは止めることにしました。

キャンプを止めたものの、時間はもう19時を回っています。
係の人から「キカンシャに泊まったらどう?」と提案され、
ええ?私に寝台特急に乗って帰れと言うのか?と焦ります。
しかしよく聞いたら、公園内に希感舎(きかんしゃ)という名前の宿泊施設があるそうです。
電話で空き部屋の問い合わせをしてくれたので、
ご好意に甘えて、そのキカンシャという施設のお世話になることにします。

■希感舎

希感舎にチェックインする前に夕食を買おう、
ついでにちょっと大分市内に入ってみよう、と思ったのが間違いでした…。
大分市内に入り込んだら大渋滞の嵐で身動きがとれません。
中央分離帯だらけでUターンも出来ず、どんどんスポーツ公園から遠ざかってしまいます。
やっと渋滞から抜け出してスポーツ公園に戻ろうとするのですが、迷子になって彷徨います。
しかもR10バイパスのICに入ってしまい、強制的に次のICまでワープ。
ICで降りたものの新興住宅街に入り込んでしまい、暗いわ道が狭いわでもう泣きそう…。
希感舎に、迷子になっているので到着が遅れると連絡を入れました。

再びR10バイパスに乗り、なんとかスポーツ公園まで戻ってくることが出来ました。
近くのイオンで夕食を買出しし、GSでガソリンも入れて、20時半に、やっと希感舎にチェックイン。
ドームからたった1kmほどしか離れていない希感舎まで来るのに、
1時間半もかかってしまいました…。

 

希感舎はスポーツ公園内にある宿泊施設で、夏休みとあってスポーツ合宿中の学生だらけです。
案内された部屋は一人で寝るには広いくらいの綺麗な和室で、バストイレ付き。
しかも布団を敷いてクーラーを効かせてくれているおもてなしっぷり。
館内には大浴場もありますが、合宿の学生で溢れていて芋洗い状態だったので、
諦めて室内のユニットバスで済ませました。

イオンで買ってきた弁当と惣菜とビール&チューハイで夕食。
この1本のために走ってきた!とばかりに、ビールを一気飲み。
今日はろくな食事をしていないのでお腹がペコペコで、もう何を食べても美味しい!
学生達が大部屋でまくら投げでもしているのか、ドタンバタン!と騒々しいですが、学生だから許す!
仲間と合宿して騒ぐのは良い思い出になるよ!

くーまんinとり天県をゲットし、あらためて九州上陸を祝います。
それにしても、2日連続で宿泊になるとは思いませんでした。
キンキンに冷えた室内に、フカフカの布団、TVもトイレもあって、一人の夜も怖くありません。
快適すぎて、この先キャンプする気をなくしてしまいそうです。

3日目の走行距離…307km 使用金額…12056円

四国九州ツーリング〜九州前編/1へ続く


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