だんだん谷が深くなり、遊歩道は断崖絶壁上の険しい道となりました。
谷底には、美しいエメラルドグリーンの淵が続きます。

遊歩道は更に厳しくなり、橋やトンネルが多くなりました。
トンネル内は素掘りで真っ暗です。
よくこんな壮絶な場所に道を作ろうと思ったなぁ…。

もはや、谷底の渓谷の美しさよりも、壮絶な遊歩道の方が面白くなってきました。
探検気分で前進します。

■回顧の滝

30分ほど歩いたら、回顧の滝に到着しました。
おお！これはわざわざ歩いて見に来た甲斐がある、美しい滝です。

回顧の滝を別角度・別ホワイトバランスで。
紅葉していたら一面赤や黄色に包まれた滝が見られたのですが、残念です。
でも、緑に包まれた滝も最高でした。

再び30分かけて、淵や遊歩道を堪能しつつ引き返し、
きっちり1時間で駐車場に帰ってきました。

■秋田新幹線

抱返り渓谷を後にしてR46からR341へと進むと、赤そば畑が広がっていました。
綺麗だったので停まって写真を撮っていると、後からカメラを持ったおじさん達が隣に来ました。
どうやらおじさん達は、赤そば畑の中を走る新幹線の写真を撮る為に来たようです。
おじさん達は時刻表で通過時間を調査済みで、もう少し待っていると新幹線が通るよ、と教えてくれました。

新幹線に興味はないし、すぐそこに線路がある事すら気付いてなかったのですが、
せっかくなので3分ほど待っていたら新幹線が、近くの駅に停まる為にゆっくりと減速して走ってきました。
わお！秋田新幹線って赤いのか！
赤そばの花色に似た綺麗な車体が見られて、思いがけず感動しました。
撮り鉄のおじさん達、教えてくれてありがとうございました！
おじさん達は写真の写りが気に入らなかったらしく、もう一本新幹線の通過を待つようでした。

'14東北ツーリング1〜2日目／4へ続く