見学コース以外の場所には、もちろん入れません。
柱の奥に続く、立ち入り禁止の黒い空間にそそられます。
まるで、地下に広がるパルテノン神殿。
　
ん？柱の間に、なにか黒いモノがあります。
…片ヒザを立てた「考える人」？
その後ろには、ボケーッとつっ立った女の人の像？
　
なんと言うか、普通に怖いです。
投獄されて放心中の囚人かと思ってしまいました。

壁面には、大谷石を切り出した跡が残っています。
左は、ノミを使って手堀りで石が切り出されていた時の断面。
右は、機械裁断で切り出されていた時の断面。
機械堀りの跡は、刃の跡が綺麗な模様になっています。

暗い坑内の一角に、天然の光がこぼれます。
この穴は、最初の取り付きの横穴なのか、採光用なのか、換気用なのか、詳しくは不明。
　
そして、この光の下に、槍のような奇妙なオブジェが…。
下には水も貯まっています。
湧き水と言うより、雨水が降り込んで貯まった感じです。
とっても神秘的で、ＲＰＧっぽくて良いです。
アイテムが拾えたり、体力が回復する泉って雰囲気。

室岩洞のように四方に通路が延びる迷路でなく、柱が立ち並ぶ巨大空間なので、
ダンジョンというより、やっぱり地下神殿。
閉塞感が無いので、あんまりＷｉｚっぽくありませんが、ＲＰＧ臭はプンプン感じます。
ＦＦシリーズで、クリスタルが安置されてる神殿とかにピッタリなイメージ。

ライトアップされた３本のオベリスクの場所に来ました。
ＲＰＧだったら、神官なんかが待ち構えていて、アイテムをくれたりする場所のようです。
おお！よく来たな、勇者よ！この聖剣を持っていけ！…みたいな。
またはボスなんかがここに陣取っていて、ボス戦の舞台になりそうな場所です。
ここがお前の墓場だ！…みたいな。
…いい歳して何妄想してんだか、私。
　
大谷資料館〜Wizardry in 大谷／４へ続く