home > 北海道 > '11北海道ツーリング6日目/1

'11北海道ツーリング6日目/1
 
'11北海道ツーリング5日目/7
へ戻る

 

6日目の朝、今日も4時起きです。
たくさんのテントの間を、カモメやカラスが闊歩しています。
カラスは何かかっぱらえるモノを物色、
カモメはエサを期待して、微妙な距離感で人間の動向をうかがっています。
昨日やきとり弁当を盗られて、こっちは怒ってるんだ。
お前達に食わせるタンメンはねぇ!!
 
旅も折り返し地点となりました。
今までこれと言って悪天にもならず、晴れに恵まれたツーリングが出来ましたが、
今日は全道的に雨模様、いよいよカッパの出番です。

昨夜の夕食の残りを食べていると、突然すさまじいエンジン音が響き渡りました。
なんだなんだ!?と外に出て海を見ると、
近くの漁港に集まったたくさんのコンブ漁の船が、ヨーイドンの号令とともに、
まるで競艇さながらの猛ダッシュで、昆布漁の場所取りに向かっていました。
あぁ、この光景は知ってるぞ、ナニコレ珍百景で珍認定されてたやつだ。
 
北海道は昆布の産地として有名ですが、現状は乱獲により昆布が激減。
最近は昆布保護のため、年に限られた期間、限られた場所でしか収穫出来ないそうです。
非常に限られた期間に、少ない量の昆布の争奪戦になるので、生活がかかった漁師さん達はみんな必死。
漁港のスタートラインに船が一列に並び、GOの合図とともに競争して場所取りをするんだそうです。
解禁の数日で、その年に許された昆布の量を取り尽くしてしまうほどの争奪戦なのだそうです。
 
船が一ヶ所に固まって昆布を採る姿を、岬の高台からもの珍しく眺める観光客のみんなに、
キャンプ場の管理人さんが解説してくれました。
昆布を取り巻く厳しい現状を教えてもらい、昆布って今はとても貴重品なんだと知りました。
みんな、これからはダシを取るだけでなく、ありがたく昆布をいただきましょう。

 

■霧多布岬
薄く霧がかかる曇天で、風がとても強く、とても寒いです。
雨はまだ降っていませんでしたが、寒いのでカッパを着込み、
風に飛ばされないよう、肢体をフルに使ってテントをたたみ、
雨に備えて、荷物を念入りに養生します。
 
出発前に、ケータイで天気を調べます。
いくら調べても、今日は北海道はどこも雨予報…。
ただ唯一、旭川だけに晴れマークが付いています。
今日は観光せず、旭川まで逃げるか…。
 
では、太陽を求めて旭川へGO!
 
と、その前に、霧多布に来たのだから岬に寄っていかねば。
今回も先っぽまで歩きませんでしたが、この雰囲気、本当にいいよなぁ。

 

■琵琶瀬展望台
出発したものの、まだ7時。
ガソリン残量が無いので、GSに行かなければなりませんが、こんな時間ではGSは開いていません。
暇なので、琵琶瀬展望台に寄っていきます。
 
展望台から見た霧多布湿原のパノラマは、残念ながらガスガス。
寒いよ!カッパを着込んでも強烈に寒い!
公衆トイレに暖房が入っていて、暖かくて幸せ〜。

R44の茶内へ行き、GS開店待ち。
8時の開店より20分ほど早く開けていただき、やっと給油する事が出来ました。
タンクの残量が、かなりヤバいところでした…。
 
満タンにした後、釧路に行きますが、
あまりに寒くて体がかじかみ、辛くて走れません。
市内のマックにピットインして、朝マックを注文。
ホットコーヒーで暖をとります。
 
寒い外に出たくなくて、しばらく店内でウダウダ。
外を行き交う釧路市民は、みんな半袖、短パン。
北海道の人には、これでも暑いんだろうなぁ…。
 

■鍛高の赤紫蘇畑
再びカッパを着て、覚悟を決めて出発。
R38を海岸沿いに白糠へと進み、白糠からは内陸を走るR392で本別へと向かいます。
 
中茶路の鍛高という地区には、ひまわり畑と赤紫蘇の畑がありました。
この赤紫蘇はもちろん、赤紫蘇焼酎の「鍛高譚」の原料になります。
北海道には色々とカラフルな畑があるけど、一面紫の赤紫蘇畑って初めて見たなぁ。
 
ちなみに鍛高って、アイヌ語で「ヒラメやカレイ」の意味なんですって。
 
'11北海道ツーリング6日目/2へ続く


home > 北海道 > '11北海道ツーリング6日目/1
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送