’06北海道ツーリング3日目/2
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この暴風雨の中、なぜか血迷って国道脇にあった展望台に登ってみます。 地上で風速13mだというのに、こんな高い塔に登れば、そりゃもうビョンビョンと揺れまくり! 闘将ダイモスのダブルブリザードだ!マジンガーZのルストハリケーンだ!猿飛肉丸の神風の術だ! 吹き飛ばされそうで、腰は完全に中腰、手すりから手が離せず、命懸けで撮った一枚がこの写真。 全然命懸けっぽく見えないのが悔しいなぁ。 |
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地図が濡れて貼りついてしまい、めくると破れるだけで読めず、役に立ちません。 |
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■細岡展望台 そう言えば、釧路湿原も紅葉することを思い出して、細岡展望台まで行くことに。 相変わらずの暴風雨、気温はずっと6〜8℃で、体が根をあげ始めました。 防寒バッチリの格好の上に更にカッパを着ているのに、寒くて震えが止まりません。 カッパはとっくに浸水し、中の防水ジャケットもジワジワ水没して今や下着までビショ濡れです。 なにより、真っ先に水没したグローブの中の指が、かじかんで動きません。 クラッチが握れないほどにかじかんでいますが、北海道ではあまりクラッチを使わないので助かります。 |
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■釧路湿原 |
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これは細岡展望台に向かう途中の達古武あたり、こっちの方が「湿原の紅葉」って感じが出ています。 |
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■和琴湖畔キャンプ場 しばらく小康状態だった嵐が、再び息を吹き返してきました。 激しい風に、雨が真横に降り、バイクは常にバンク。 プラ植木鉢が飛んできてRFにヒットしたり、対向車の水飛沫の力に吹っ飛ばされそうになったり、飛んできた枯葉がシールドに張り付いて前が見えなくなったりと、もうドタバタ過ぎてドリフのコント状態。 もうどうにでもなれー!! 16時、必死の思いで和琴湖畔キャンプ場に到着。 しかし普段は波の無い静かな湖が、海のようにザップンザップンと大波たてて荒れています。 とてもキャンプどころではない・・・。 |
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キャンプ場にバンガローがあったので、受付に借りに行ったら、「バンガローは4200円するけど、隣の湖心荘さんなら温泉入りたい放題で3100円だから、そちらにしなさい。」と、わざわざ電話してくれました。 このキャンプ場にキャンプしていたライダーは、朝までに皆避難させたそうです。 キャンプ場受付のお陰で、キャンプ場の隣にある民宿「湖心荘」さんにチェックインしました。 納戸を借りてビショ濡れの荷物を解き、部屋で着替えたら、一日の緊張が抜けてヘタリ込み、しばらく放心してしまいました。 TVを見て、やっと今日の気象が把握できました。 これが今日の気象図。 なんだよこの等圧線!968hPaって大型台風クラスじゃん! 出発前、太平洋に台風が2つ彷徨っていたのですが、その2つが合体して日本に接近し、東北や北海道を襲っていたのです。 朝この天気図を知っていたら、絶対中標津のキャンプ場に沈没していたぞ! 宿に入って安心したら、とたんに指がちぎれそうに痛くて耐えられなくなってきました。 見たら、指先がドス紫色で、モノを持っても感覚が無くポロッと落としてしまいます。 頭もガンガン痛み、鼻は真っ赤になって皮がむけてヒリヒリ。 温泉で体を温め、先ほど買った夕食を食べようとしますが、寒さと強風に歯を食いしばりすぎて顎関節症状態で、痛くて食べられません。 殆ど食べられず、風邪薬を飲んで、早々に布団に潜り込みました。 一昨日も昨日もたくさんライダーが走っていた北海道ですが、この日見たライダーは根室の彼女だけでした。 それでも今日は330km走りました。 外はますます雨と風が激しくなり、木々がゴオオオオオオ!と凄まじい唸り声をあげて揺さぶられています。 たまにドオーーン!という突風が宿を揺らし、ビックリして飛び起きては、明日どうしようか、と不安にTVの気象情報を見つめます。 TVでは、オールナイトで気象情報を流していました。 ほぼ全道に渡り、大雨・洪水・暴風・波浪・高潮といった警報が出ています。 船が何隻か沈んで犠牲者が多数出ているとか、根室では観測史上最大の風速を観測した、日勝峠が雪で通行止めになった、ということもニュースで知りました。 ’06北海道ツーリング4日目/1へ続く |
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