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紀伊縦走Ｒ１６９〜Ｒ１６８／２
　
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	■大台ケ原 Ｒ１６９からｒ４０大台ケ原ドライブウェイにスイッチすれば、日本一雨の多い大台ケ原に至ります。 ドライブウェイは路面の悪いピストンコースですが、道中からは紀伊の深い山々の大パノラマが臨めます。 　 大台ケ原は関西有数のトレックスポットなので、終点の駐車場なんて休日ともなると恐ろしい混みようです。
	ひたすらＲ１６９を南下中。 走っても走っても風景は相変わらず、山、谷、ときどきダム湖。ごくたまに対向車。
	七色ダム＠水たっぷり。 Ｒ１６９はこのダムの提頂を渡ります。
	■七色峡 七色ダムの下流に広がる景勝地、七色峡です。 写真では巧く色が出ていませんが、水がとても神秘的な色をしています。 その左を走っているのがＲ１６９。 　 七色ダムを渡ると、今まで快適だったＲ１６９は道幅が狭くなり、紀伊らしい国道になります。
	あの快適な２車線はどこへやら。 道はどんどん狭くなり、 奈良と三重の県境が入り乱れる瀞峡あたりには、すっかり断崖絶壁のクネクネ細道になりました。 Ｒ１６９は改良が進められ随分快適化しましたが、この辺りは唯一残されている貴重な酷道区間です。 　 自分のバイクのエンジン音以外、なにも聞こえません。 こんなに寂しい独りぼっちの道なのに、それでも急に対向車が来るから油断できません。
	雨が降る中では、このクネクネ＆ウェット路面は神経を使います。 叩きつけるような雨で前が見えず困っていると、深いカーブにちょうど廃貨車が置いてあったので、貨車の中に逃げ込んで雨宿り。 　 ・・・しかし、どうにも気分が悪い場所です。 バケツをひっくり返したような雨が降っているのに、それもかき消すほどに嫌な沈黙の空間です。 貨車の隣に地蔵様と花束を見つけた途端、居てもたってもいられず逃げ出しました。 　 紀伊縦走Ｒ１６９〜Ｒ１６８／３へ続く

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