強風に唸りをあげる森と、煽られるテントと、どこかでこの嵐を耐えているあの猫が気になって全然眠れません。
多少はウトウトできたのですが、夜中の3時に、意を決して起きました。
フライもめくれないほど外が怖いのに、よりによってトイレに行きたくなったのです…。
スマホから音楽を最大音量で鳴らしつつ、頼りないLEDライトを片手に、森を抜け、神社を横切り、慰霊碑を見えないフリしつつ、
なんとかトイレに行って用を足す事ができましたが、恐怖で完全に目が覚めてしまい、そのまま明るくなるまで起きていました。
4時頃には風も収まり、前室でストーブが使えました。 |
6時くらいにはすっかり外が明るくなったので、撤収開始。
やっぱり昨日の猫は、一晩中私のテントから付かず離れずいたようで、フライを開けると前に座っていました。
少し距離を置きながらもこちらをジッと見て、ニャーと食べ物をねだってきます。
手付かずのからあげクンを全部寄付したら、ペロリと平らげてくれました。
手を差し出すとフーッ!と威嚇してきますが、すぐニャーニャーと甘え声でアピールしてきます。 |
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猫に見守られながら、撤収&積載完了。
猫に別れを告げ、7時に出発。
暗闇で光る眼は怖かったけど、一緒に夜を明かしてくれてありがとう。
もう二度と会う事ないだろうけど、達者で生きていけよ。 |
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R197を八幡浜に戻り、そのまま大洲を抜け、日吉方面へとひた走ります。
7月の西日本豪雨で氾濫した肱川沿いを走るR197は、
至る所で崩壊し、10月末になった今でもまだ手付かずのままでした。 |
■鹿野川ダム
通りがかりの鹿野川ダムに寄って、ダムカードゲット。
でも堤体から下流を見ると、肱川氾濫の爪痕が生々しいです…。
ここでなんじゃこりゃ萌え画の第三弾、管理事務所に貼られたダムカードPRポスターです。
「ダムマンガ」なんてのがあるの?なんかばくおんの凛ちゃんっぽい??
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R197を進むと、昨日寄った巨大ラムちゃんの道の駅に至りました。
引き続きR197を梼原方面に走り、R440にスイッチして地芳峠を越えます。
地芳峠と言えば、京柱峠と並んで四国の名物酷道だったのですが、
今では地芳トンネルが開通しており、サクッと峠を越えられます。
ちなみに私が使っている2006年版ツーリングマップル四国は、まだこの地芳トンネルは開通していません…。
一昨日カルストに行く時には、このトンネルの上を通る旧R440の地芳峠をクネクネ登りました。
'18四国ツーリング後編/2へ続く |